2017年、QOLを考える会発足。発足以前より地域の子どもたちに多く携わり、家庭の事情などの背景をたくさん見てきました。その背景は様々です。
貧困、虐待、障害、イジメ、非行、その他色々な事情で学びが阻害されたり、食べる物にも、事欠く子にも出会ってきました。
どんな子であろうと、どんな人であろうと学びと生きる権利が保障されるべきだと、私たちは思っています。
驚くべきことに、活動中、今この時代に身近な子どもたちに、そんな子たちが未だいるのか?という声も聞こえてきました。
実際に家に電気は付かず、水の風呂に入っていた子、靴下代わりにペットボトルのラベルを履いていた子、ここで上げればきりがありません。
まずはその現実を知ることから、決して同情ではない、必要な活動を提供できるといいなと考えています。
また、障害と貧困なども密接に関わり合っている現実もあります。
そしてまた、理解推進のための講演活動や社会活動をしていく過程で、もっと気軽に、もっと『助けて』が当たり前に言える駆け込み寺のような場所を作りたいと思い始めました。
学校や社会ではちょっと生きづらいけど、パズルのピースが合わさるように
あなたのチカラやできることと、誰かのできることを交換し合ったりすることで
あなたの夢が叶ったり、したいことや生きがいが見つかったり、
そんな場所になることを心から願っているのです。
2020年から居場所プロジェクトに取り掛かりました。
まずは場所の確保を!とあちこちを探し回りました。なかなか見つかりませんでした。
そんなときにある助成金の申請を通じて出会った方が、おばあちゃんが残してくれたお家がある、みんなが喜ぶ居場所に使って頂けたら、お家が喜ぶのではないかとお家をみせてくださいました。
まさに私たちの想いに合ったお家でした!
この古民家を子どもたちと共に改装して、気軽に誰もが参加できるみんなの居場所をつくっています。
地域の方やボランティアの方にワークショップや寺子屋などを通じて、いろんな生活の知恵や学びを授けて頂く先生役をしてもらったり、たとえ学校に行けなくても、学校だけでは学べないことを共に学びながら、地域を巻き込んだイベントや子ども無償の食事の提供や、日々がんばってるママやパパにもホッと一息つけるようなカフェスペースも展開していきたいです。
ここではあなたが持ってる、何かを発揮出来る場所にして頂きたいのです!
あなたが出来る何かを子どもたちに教えて頂きたい、あなたが持ってる何かをここで活かしてほしい、たとえ何もできなくてもあなたが居てくれる、それだけでいいんだよ、と。
この場所では認め合える、ここに来ればみんなが家族のようになれる、そんな温かな居場所にしたいのです。
2020年度に必然の出会いで出会った、『のぶのいえ』。
本当に素敵な場所でした。
床貼りワークショップや、同時に水道配管工事の体験、漆喰の壁塗りワークショップ、本当にご厚意で使わせて頂き、このお家でなければできない、貴重な体験をさせて頂きました。
しかし、長年のお家にはたくさんの思い出もいっぱい、愛情もいっぱいです。
諸事情にて、『のぶのいえ』は2021年3月末をもって卒業となりました。
卒業と同時に今のOHANA HOUSEとの出会いが訪れました。
卒業と入学。
新たな場所、『OHANA HOUSE』にて今後は子ども食堂をはじめとする、みんなの居場所作りを引き続き、行ってまいります!!
まだまだ至らない点も多々ありますが『ひとりも取り残さない』居場所となれるよう、一層精進してまいります。
今後共、温かいお見守りとご支援のほど宜しくお願いいたします。
QOLを考える会
代表 只松 佑海
不登校体験の先輩や魚釣り名人、園芸名人、書道の先生、様々な得意分野の先生が携わってくれています。
勉強だけでない、生きた学びのためにアウトドア体験や、園芸/家庭菜園体験、様々校外学習などを開催してます。寺子屋の活動は教育委員会、各学校との連携を取り、出席日数として認められています。
癒しマルシェやママと子どものお茶会、音楽イベントや講演会など様々なイベントも企画しています。
サークルデイを作り、発達障害の支援の日、ひとり親の日、不登校支援の日、プレママ、おじいちゃん、おばあちゃん先生など、同じ境遇の方同士で語り合える場が自然とできるといいなと考えています。
まだまだ実現できていないので一緒にできる仲間を募集しています。
講演会や音楽イベントや夏祭り、お餅つき、クリスマス会など、地域交流センターなどとも交流しながら活動の理解推進や、地域を元気に活性化できたらと思っています。
(コロナの情勢に応じて、対応していきたいと思います。中止にせざるを得ないこともある場合をご理解ください)
【実施予定イベント、講演会】